CE・FCC・PSE・技適など10種類の認証マーク要件、ラベル設計の4原則、取扱説明書の必須項目と多言語対応、規制別の要件、マニュアル作成7プロセス、デジタル化トレンドを網羅した実務ガイドです。
この記事では、ラベルの必須項目と主要認証マーク10種(POINT 01)、ラベル設計の4原則(POINT 02)、取扱説明書の必須項目・安全情報・多言語・フォーマット(POINT 03)、規制別の要件(POINT 04)、マニュアル作成7プロセスとデジタル化トレンド(POINT 05)を解説します。
各国・地域の規制に応じて必須項目が決まっています。販売対象国を確定した上で、ラベル設計を開始してください。
EEAで販売する製品に必須。EMC・LVD・RoHS・RED等の指令への適合性評価とDoC(適合宣言書)作成が必要。マークのサイズ・比率・配置に厳格な規定あり。「China Export」との混同に注意。
米国向け製品に必要。Class A(産業用)とClass B(家庭用)で要件が異なる。意図的な電波放射機器にはFCC IDが必須で、ラベルに表示が必要。
菱形(◇)は特定電気用品:第三者検査必要。丸形(○)は特定電気用品以外:自主検査可。電気用品安全法対象品目はいずれも販売前に取得必須。
無線機能を持つ機器(Wi-Fi・Bluetooth・LTE等)に必要。技適マークと認証番号をラベルまたは電子的表示で表示。未認証機器の使用は電波法違反。
中国強制認証マーク。中国市場向け対象品目に必須。認証取得後、製品にCCCマークを表示。認証維持のための年次監査が必要。
韓国の電気機器認証マーク。電気용품 및 생활용품 안전관리법(電気用品及び生活用品安全管理法)に基づく。
台湾の電気機器認証マーク。経済部標準檢驗局(BSMI)が管轄。台湾市場向けの電気・電子製品に必要。
オーストラリア・ニュージーランドの電気安全・電磁両立性の認証マーク。旧C-TickとA-Tickが統合されたマーク。
英国のEU離脱後の独自マーク。CEマークの代替として英国市場向けに使用。移行措置の期限に注意が必要。英国向けにはDoC(UK)も必要。
×印付きゴミ箱マーク。電子機器廃棄物の適切なリサイクルを促す表示。EU・UK等で義務付け。一般ゴミとしての廃棄を禁止していることを示す。
ラベル面積は限られています。規制要件を満たしながらも、視認性・耐久性・多言語対応を確保するための4原則を押さえてください。
安全情報は、危険の重大性に応じて「危険(DANGER)」「警告(WARNING)」「注意(CAUTION)」の3段階に分類します。ISO 3864とANSI Z535は安全シンボルと色分けの規格で、これに準拠することで直感的に危険度が伝わります。
マニュアルは販売対象国の公用語で作成します(EU:加盟国公用語、米国:英語+必要に応じてスペイン語、日本:日本語など)。翻訳は必ず専門翻訳会社または技術翻訳者を使用し、機械翻訳のみでの提供は避けてください。機械翻訳は下訳として活用し、技術用語の正確性は人間がレビューします。
近年、紙のマニュアルからデジタル化が進んでいます。ただし、規制で紙の同梱が義務付けられている地域では完全なデジタル化はまだ難しい場合があります。
電子製品のラベリングと取扱説明書作成は、各国・地域の規制要件を満たしたラベル設計(認証マークの正確な表示・視認性・多言語・耐久性)、正確で分かりやすいマニュアル作成、専門翻訳会社による適切な多言語化、デジタル化と紙同梱の使い分けを組み合わせることで、グローバル市場での製品展開を支えることができます。規制対応の遅れや誤記は市場回収・販売停止リスクに直結するため、量産前の段階から認証・ラベル・マニュアル計画を並行して進めることが重要です。
この記事はお役に立ちましたか?
電路計画では、成徳科技(Chengde Technology)のダイレクトパートナーとして高品質なPCBの安定調達を提供します。グローバル市場への製品展開に伴う調達・規制対応のご相談も承ります。取引成立まで費用はかかりません。